インプラント手術Hideto Inoue Dental Clinic / Implant Clinic

インプラント手術の手順 ~治療当日の流れ~

インプラント手術(2回法 1次手術)は次のような流れで行っていきます。

1健康状態のチェック

インプラント手術の安全性は、手術当日の健康状態によって左右します。 手術前から体調を整え、体調が良い状態で手術当日を迎えることが大切です。

2口腔内のクリーニング

衛生的な環境でインプラント手術を行うことが必要ですが、口の中に細菌が残っているような状態では、手術を開始できません。 歯科衛生士により、徹底的に口の中をキレイにします。

3インプラント埋入手術

麻酔をしてから、歯肉を切開し、顎の骨(歯槽骨)にドリルで穴を開け、インプラントを埋め込みます。 インプラントには仮の蓋を装着し、歯肉を元にもどして縫合します。

4リカバリー

術後は回復室で体を休めます。静脈内鎮静法による手術の場合は、ふらつかずに歩けるかどうかなど、意識レベルが回復するまで安静にする必要があります。

5手術や術後の注意点などを説明

行った手術について、術後の注意点などの説明があります。

6帰宅

静脈内鎮静法を併用した場合にも、入院の必要はありませんので、その日のうちに帰宅できます。

インプラント手術にかかる時間

インプラント手術にかかる時間

インプラント埋入手術にかかる時間は、症例によって違いはありますが、一般的に1本当たり10~15分程度と言えます。
埋入本数が多い場合や他の治療が必要な場合には、手術にかかる時間も長くなります。

手術後の流れについて

埋入したインプラントが骨と結合するまでに、およそ3ヵ月の期間を要します(治療部位等で異なります)。

インプラントと骨が結合するのを待って2次手術を行い、アバットメントを装着します。その後、人工歯の型取り・装着という流れになります。
二次手術は一次手術よりも負担が少なく、短時間で終わります。

人工歯が装着され、治療が終了したら、その後はメンテナンス期に入ります。定期的なメンテナンスにより、インプラントのトラブルや失敗を防ぎ、インプラントの維持・口の中の健康維持に努めます。

インプラント手術に関する よくある質問

インプラント手術の後の痛みや腫れが心配です。

インプラント手術の後、痛みや腫れが生じる場合もあります。麻酔が切れた時に、痛みが生じるケースが多いです。
痛みが出た時のために、痛み止めが処方されます。
また、インプラント手術後に腫れが出る場合もあります。特に、骨を増やす手術の後や広範囲で治療を行った場合などに腫れが出やすいと言えます。
腫れは、術後数日で治まっていきますので、心配要らないでしょう。
インプラント手術中・術後の痛みについては、こちらで詳しく紹介しています。

術後に注意しなければならないことはありますか?

処方された抗生剤や消炎剤は、全て飲み切りましょう。(痛み止めは、痛みがなければ飲まなくても良いです。)
術後は、感染予防のために、医師の指示に従って薬を服用することが大切です。
また、術後は治療部位に刺激を与えないことも大切です。指や舌で触れたり、固いものを噛んだりしないようにしましょう。

インプラントは医療保険の先進医療特約に該当しますか?

インプラントは2012年4月より保険が適用となりましたが、一部の症例のみであり、ほとんどの場合、保険が適用となりません。
現在は、インプラントは先進医療ではなくなっていますが、2012年3月31日までに治療を受けた場合でも、先進医療特約に該当しないケースがほとんどでしょう。
先進医療として認められるには、治療を受ける病院・顎骨の形成不全など、条件を満たしている必要があるのです。