デジタル技術の発展により
インプラント治療は発展しましたが、
それだけでは
全てが解決するには
至らないのです
ザイゴマインプラント⼿術を安⼼・安全に⾏うために、
デジタル技術の助けのみに依存するのは⾮常に危険だと思います。
インプラント⼿術で⽤いられるデジタル技術とは、端的にいうとCTデータと⻭科技⼯⼠が事前作成した⻭の形をインプラントシミュレーションソフト上で合成することを指します。
インプラントを埋めるべき⽅向や深さを画⾯上で⼿術前に決定するプロセスとして必要です(図1)。
あるいは⼿術中、前述のシミュレーション通りに⼿術が⾏われるよう
術者を⽀援するツールなどが挙げられますね(図2)。
しかし残念ながら、このデジタルによって全てが解決するまでには⾄りません。
今のところ、こんにちのデジタル技術では、画⾯上では3次元的に表現されているものの、
結局は画⾯に映す限り2次元の情報であることに変わりありません。
ザイゴマインプラントのような難しい術式においては万が⼀にもミスは許されないため、
デジタルのみを過信するのは⾮常に危険だということを知っておいていただきたいですね。
⼈間の体は⾔うまでもなく、デジタルで出来上がってはいません。
デジタルは確かに有⽤ですが、それを正しく⽤いる経験と知識、⼿技の熟練という
アナログな技術が必要不可⽋なのです。
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顎骨を3Dプリントし、
それを手に取り、
さまざまな角度から
アナログなシミュレーションを当院ではインプラント黎明期1980年台から培った多くの実績があります。
デジタルだけに頼りはしません。
患者様がザイゴマインプラントをすることに決まった場合、デジタルシミュレーションをするのは必須です。
CTデータから患者顎⾻の模型を3Dプリントし、様々な角度から計測をするアナログなシミュレーションも併せて⾏います。
これを⾏うのと⾏わないのとでは、実際の⼿術時の対応⼒がまるで変わってきます。
なぜなら、デジタルのみに頼ったシミュレーションの場合、術者が患者様の⾻の状態を3次元的に⽬にするのは
まさに⼿術の時が初めてになるからです。 -
全身の健康をテーマに
長年取り組んでいるからこそ
の治療をいくら完璧なオペが⾏われたとしても、インプラント体を⾻に強固に結合させるためには
患者⾃⾝の栄養状態や⽣活習慣を無視することはできません。
当院で実施している⾼濃度ビタミン点滴、酸素ルームはこれに⼤きく寄与すると考えています。
これは当院が全⾝の健康をテーマに⻑年取り組んでいるからこその治療法で、
知識と経験則から⽣まれたこれらの併⽤が、当院が必勝パターンと誇る所以です。
術中は⿇酔医によるセデーション(静脈内鎮静法)や笑気ガスを用いたほぼ無痛状態でのオペが可能です。
更に⼊院設備を完備、当⽇でお帰り頂く場合も当院の社⽤⾞にてお送りするオプションも提案可能です。
⼿術前から⼿術後まで、患者の笑顔のために徹底したホスピタリティを提供できるよう⽇々努⼒しております。